枕の高さや形なども、寝心地に関わってきますが、枕の「中身の素材」も枕の良さを判断するうえで、とても重要な要素なんです。

もしあなたが、沢山ある枕の中から、中身の素材にもこだわって選びたい!というのであれば、今回の記事を参考にして選んでみてくださいね(^^)

枕の中身の素材でおすすめなのは?

早速ですが、私がおすすめする枕の中身の素材は、この3つです!

おすすめの素材

・ジェルトロン
・高反発ウレタン
・ラテックス(ゴム)

この3つは、枕に必要な圧力(体重)の分散、寝返りのしやすさ、通気性の良さ、耐久性、どれをとってもおすすめな素材ですよ(^^)

この3つはあまり見かけない

低反発なら聞いたことがある人も多いでしょうが、高反発ウレタンなんて聞いたこともないし、ジェルトロンに至っては、オリジナル素材名なので、どんなものなのか想像がつかない!という人も多いのではないでしょうか?
ラテックスだけはマットレスなどでも有名な素材なので、知識がある人なら、もしかしたら耳にしたことがあるかもしれませんね(^^;

でもこの3つの中身の素材は、決してマイナーで役に立たないものでなく、そのお値段の高さのせいで、よくデパートなどで取り扱っている枕には使用されていないだけです。

ちなみに、どの素材も大体10,000円~20,000円はします・・・

もっと手軽な中身の素材がいいのだけど・・・

ここまでは、値段を気にせずに「私が一番いいと思っている」素材を先にお伝えしました。

でも、もしそこまで拘らない!デパートで買えるものでいい!という場合は、この先の素材から探しましょう。
それぞれのメリットとデメリットをお伝えするので、納得の上、選んでくださいね(^^)

枕の中身の素材をニーズで探す

まずは絞り込みやすいように、よくあるニーズで分けてみました。

ニーズ

・とにかく安く手に入れたい人はこの素材!
低反発ウレタン、ポリエステル綿、パイプ、コルマビーズ、そば殻

・柔らかめが好きな人はこの素材!
低反発ウレタン、ポリエステル綿、羽毛、動物の毛(キャメル・ウール)

・硬めが好きな人はこの素材!
パイプ、そば殻

・手洗いしたい人はこの素材!
ポリエステル綿、パイプ、コルマビーズ

・長く使い続けたい人はこの素材!
パイプ、コルマビーズ

例えば、安い枕で硬めが良くて、手洗いもできて、長く使いたい!という人は、パイプ素材を選べばいいというワケですね!
少し絞り込めましたか?(^^)

それぞれの中身の素材のメリット・デメリット

ここからは、それぞれのメリットデメリットをお伝えするので、理解したうえで自分の環境に合う中身の素材を見つけてくださいね!

低反発ウレタン

低反発ウレタンはやわらかいスポンジのような素材です。
ギュッと押すと深く沈み込み、手を離すとゆっくりと元の形に戻る、心地よい素材ですよ。

素材の特徴

〈感触〉沈み込む柔らかさ
〈通気性〉あまり高くない
〈ダニ〉長年使っていると付くことも
〈手洗い〉できない

メリット

頭の形に合わせて沈み込むので、体重を分散してくれます。
その結果、身体の一部に負担がかかって身体が痛くなってしまうなどの症状を防いでくれます。

デメリット

沈み込みすぎるので、無意識の寝返り回数が減ってしまいます。
また、通気性がよくないので、夏は蒸れやすく、しかも洗えず、陰干ししか推奨されていないのできれい好きな人には向きません。

ポリエステル綿

人工的なワタ素材という感じで、クッションみたいにフカフカで弾力がある素材です。

素材の特徴

感触:フカフカ
通気性;高い・蒸れにくい
ダニ:まぁまぁ付きにくい
手洗い:可能

メリット

ポリエステル綿はとにかく安いです。
お店によっては何百円程度で売っていることもあります。

デメリット

1年程度で、すぐにヘタリやすく、ホコリが溜まりやすいです。

パイプ

ストローを輪切りにしたようなパイプ素材です。

素材の特徴

感触:硬め
通気性;高い・蒸れにくい
ダニ:付きにくい
手洗い:可能

メリット

パイプ素材はとてもお手入れが簡単なのが特徴です。
ダニなども付きにくいですし、中身が飛び出る心配をしなければ、洗濯機で丸洗いすることも可能です。
また、通気性もいいので、清潔感を大事にしたい!という人にとっては有効な素材ですよ。

デメリット

少しザクザクしたような感覚で、頭に違和感を感じることがあります。
また、寝返りするときなどにパイプが動き、音が気になります。

コルマビーズ

丸い形のプラスチックのボール素材です。
パイプ素材を丸くした感じですね。

素材の特徴

感触:ちょうどいい硬さ
通気性;高い・蒸れにくい
ダニ:付きにくい
手洗い:可能

メリット

パイプ素材と同じで、お手入れがとても楽です。
通気性もよく、洗える素材なので、清潔感を大事にしたい!という人はこの素材を選びましょう。
また、パイプと違って丸い形なので、寝返り時の音や頭へのゴツゴツとした感触が軽減されています。

デメリット

パイプよりも少ないですが、動くと音がします。

羽毛

水鳥の羽を使ったフワフワの素材です。

素材の特徴

感触:フカフカ
通気性;高い・蒸れにくい
ダニ:付きやすい
手洗い:できない

メリット

吸湿性・通気性が高いので、夏にも蒸れにくいです。

デメリット

枕の隙間から羽毛が出てしまうことがあります。
生地が痛んでくると、頻繁に飛び出すことも・・・
また、1年程度でとてもヘタリやすいです。

そば殻

蕎麦の実を挽いた後の殻です。
古くから使われている天然の素材ですよ。

素材の特徴

感触:硬い
通気性;高い・蒸れにくい
ダニ:付きやすい
手洗い:できない

メリット

吸湿性・通気性が高いので、夏にも蒸れにくいです。

デメリット

寝返りなどをするとジャリジャリと音がします。
また、天然素材なので湿気が多い場所に長期間放置すると虫が湧いてしまうことも・・・
そばがらも生地の隙間から落ちて部屋が汚れてしまうこともあるので、キレイ好きな人には向きません。

動物の毛(キャメル・ウール)

キャメル(ラクダの毛)やウールなど、動物の毛を用いる素材です。

素材の特徴

感触:フカフカ
通気性;高い・蒸れにくい
ダニ:付きやすい
手洗い:できない

メリット

吸湿性・通気性が高いので、夏にも蒸れにくいです。

デメリット

天然素材なのでダニなどが付きやすいです。

その他の素材

その他にも枕の中身の素材には色々あります。
例えば、以下のようなものです。

備長炭
パンヤ(カポック)
シルク
パウダービーズ

ただし、大きなメリットもなくデメリットのほうが目立つ素材なので、枕を選ぶ際にはあまりおすすめしません(^^;

一番のおすすめは最初にご紹介した3つの中身の素材ですが、値段が気になる!という人は、自分のニーズに合った素材をぜひ見つけてくださいね(^^)

 

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