頭は身体の中で汗をかきやすい部位です。
その頭と1日の約3分の1も接している「枕」には汗が大量にしみ込んでそうですよね(^^;

ニオイなどは気にならなくても、キレイ好きの人なら、いっそ丸洗いしてしまいたい!と思ったこともあるのでは?

でも、枕ってそもそも丸洗いしてしまっても問題ないのでしょうか?

枕には洗える素材と洗えない素材がある

枕には洗える素材と、洗えない(洗うことを推奨されていない)素材があります。
もしお持ちの枕のタグなどにこういう表記があれば、洗える枕です。

洗えるという場合は、ページ下部の「枕の洗い方」を参照しましょう。
ページ下部「枕の洗い方」へ

ただし、タグが無い!そんな表記が見当たらない!という人は、まずは以下でお伝えする「洗えない枕の素材」を確認して対処してくださいね。

洗えない枕の素材

洗えない枕の素材で代表的なのは、低反発枕などで良く知られている「ウレタン素材」です。

その他に、そば殻・ウッドチップ・羽毛などの自然素材は洗うのに適していません。
また、あまり見かけませんが、キャメル(ラクダの毛)・ウールなども自然素材なので洗うのは避けましょう。

洗うとどうなる?

それでも何だか洗えそうな気がする・・・と諦めきれない人へ、洗うとどうなってしまうのかを伝えます。

ウレタン枕を洗ってしまうと・・・

まずウレタンの場合は絶対に洗濯NGです!
洗濯すると素材がもろくなってしまい、敗れてボロボロになってしまうことも・・・

そば殻・ウッドチップ枕を洗ってしまうと・・・

そば殻やウッドチップは洗ってしまうと水分を大量に吸収してしまいます。
洗うとかなり大きく膨張するので、どのくらい水分を吸収しているのかわかると思います。

水分を抜こうと天日干しを行っても、抜けるまでに相当時間がかかってしまいますし、その間に雑菌が発生してニオイの原因となってしまったり、カビや虫の発生などの可能性もあります。

羽毛枕を洗ってしまうと・・・

羽毛は洗えるという意見と洗えないという意見に分かれますが、私は「洗うのはおすすめしない派」です。
羽毛枕を洗った後は、洗濯機などでしっかりと脱水した後、天日干しでしっかりと乾燥させる必要があります。

天日干しも乾きムラが出ないように、数時間ごとに裏返して乾かす必要がありますし、ボリュームのある羽毛枕だと、完全に乾燥するまで丸2日くらいはかかってしまいます。

また、羽毛は耐久性もあまりよくないので、何度か洗ってしまうと弾力が失われて、せっかくのフカフカが無くなってしまいます(^^;

どうしても洗いたい!という場合は仕方ないですが、最低限にとどめましょう。

キャメル(ラクダの毛)・ウールを洗ってしまうと・・・

これらの素材も同じです。
ニオイやカビ、虫などの原因となるので洗うのは避けましょう。

洗えない素材ならこういった方法で対処

洗えない枕は、普段から枕にバスタオルなどを巻いておくと、多少汚れが軽減されると思います。
もし汚れてしまった場合は、硬く絞ったタオルなどに洗剤をつけ、表面の汚れだけをふき取りましょう。

また、洗えない枕の場合は、普段から日陰に干し、雑菌の繁殖を極力防ぎましょう。

それでも洗えなくて気になる・・・という人は、洗える枕に買い替えるのも、一つの手かもしれませんね(^^;

洗える枕は、この後紹介する洗える素材を使った枕です。

洗える素材

逆に、洗える素材でよく見かけるのは、こんな素材です。

ポリエステル綿
パイプ
ビーズ

洗濯機でも洗えるの?

ポリエステル綿などの枕には「洗濯機で洗える」と記載のものもありますが、おすすめしません(^^;
綿が一か所に固まってゴワゴワになってしまったり、素材の劣化が激しいからです。

また、中の素材的に問題がなくても、素材を覆っている布などの劣化につながる可能性があります。

手洗いでも十分きれいになるので、洗える枕でも手洗いで洗うことをおすすめします。

洗い方の手順

表面の汚れを落とす

シャワーなどで40度くらいのお湯をかけながら、表面の皮脂などの汚れを落としていきます。

浴槽にお湯と洗剤を入れる

ある程度落とし終わったら、浴槽などに40度くらいでお湯を張り、中性の液体洗剤を少量入れてかき混ぜます。

浴槽でもみ洗い

その中に枕を入れ、少しギュッと押したりしながら、中の汚れを落としていきます。
ただし、ポリエステル綿素材の場合は、強く押しすぎると素材の変形の原因となるので注意しましょうね。

浴槽で付け置き洗い

そのまま5分程度付け置き洗いしましょう。
枕が浮いてくると思うので、押さえておくと洗いムラが少なくなりますよ!

すすぎ、タオルオフ、日陰干し

付け置きが終わったらお湯で洗剤をすすぎ、タオルでしっかりと水分をふき取りましょう。
ある程度水分が取れたら、日陰の平らな場所で干しましょう。

裏面が乾きにくいので、時々裏返してあげると乾きやすいです。

最低でも丸1日、通常なら完全に乾燥するまで、1日半~2日程度かかります。

 

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