寝起きに胸がムカムカする、胃もたれや吐き気がする・・・
こんな症状がある人は、「逆流性食道炎」の疑いがあります。
もし逆流性食道炎の自覚がある人、病院で逆流性食道炎と診断された人のために、今回は寝ている間にできる対策のひとつ「傾斜枕」をご紹介します。
逆流性食道炎のおさらい
まずは逆流性食道炎のことをおさらいしていきます。
そんなの知っている!という人は、最後に傾斜付きの枕でおすすめのものを紹介しているので、読み飛ばして、そちらを参考にしてくださいね。
逆流性食道炎とは
食事をすると、胃の中では食べ物を消化するために「胃酸」が放出されますが、胃自体は胃酸から守る機能があるため、溶けたりすることはありません。
でも、胃酸が何らかの原因で食道まで逆流すると、胃酸に対しての防御機能がない食道は、ただれなどの炎症を起こしてしまいます。
これが「逆流性食道炎」です。
逆流性食道炎の原因は?
通常は胃酸は逆流しない
胃酸が食道まで逆流するなんて、ビックリな話ですが、通常はもちろん、こんなことは起こりません。
もし逆流するのなら、「逆立ち」するだけで、胃酸が口の中から出てきてしまいますよね・・・
でもそれが起こらないのは、食道と胃をつなぐ部分に秘密があるからなんです。
食道と胃をつなぐ部分は「下部食道括約筋」といって、通常はキュッと閉まっていて、食べ物を飲み込む時にだけ緩むという筋肉です。
つまり、食べるとき以外はキュッと閉まっているので、どんなに逆立ちしても、胃酸が逆流するということは無いわけですね。
こんなことが原因で胃酸が逆流する
でも、この下部食道括約筋、以下のような特定の条件を満たすと緩んでしまうことがあるんです・・・
・アルコールの過剰摂取
・ストレス
・加齢
・便秘 など
この中では、脂っこい食事やアルコールの過剰摂取は比較的改善が難しくなさそうですが、ストレスや加齢などは、改善が難しい場合もありますよね(^^;
これらの根本的な原因解決が難しい場合は、寝るときの姿勢で対処することも可能ですよ。
逆流性食道炎を対処する寝姿勢
寝ている時の胃酸の逆流を防ぐために、胃よりも頭の方を高くするという方法があります。
ただし、単純に頭の部分が高い枕を使って寝てしまうと、首が痛くなってしまうので、腰の部分あたりから徐々に傾斜をつけて高くしていくと、首も楽な状態で逆流性食道炎を対処できますよ。
つまり、横から見るとこんな感じで傾斜が付いている枕ですね(^^)
では、ここからは、逆流性食道炎の対処におすすめな傾斜枕をご紹介していきいます。
逆流性食道炎対処におすすめな傾斜枕 その1
大型傾斜枕スロープピロー
まずご紹介する、逆流性食道炎対処におすすめな傾斜枕は「大型傾斜枕スロープピロー」です。
大型傾斜枕スロープピローは頭と腰の部分でパーツが分かれていて、自然な傾斜で首が痛くならずに逆流性食道炎を対処できますよ。
頭と背中で素材が違う
大型傾斜枕スロープピローは頭部分と背中の部分で別の素材が使われています。
通常は傾斜があると背中や腰に負担がかかりがちですが、大型傾斜枕スロープピローは背中にフカフカのポリエステル綿が使われているので、負担を減らすことができますよ。
その他詳細はココから確認してくださいね!
逆流性食道炎対処におすすめな傾斜枕 その2
傾斜枕ガードピロー
次にご紹介する、逆流性食道炎対処におすすめな傾斜枕は「傾斜枕ガードピロー」です。
高さが自由自在
傾斜枕ガードピローはパーツが5つに分かれています。
それぞれにソフトタイプのビーズが入っていて、枕のファスナーを開けて取り出すことで、細かく高さ調整が出来ますよ。
折り曲げて形も変えられる
傾斜枕ガードピローは、こんな感じで曲げ伸ばしができます。
通常は伸ばした状態ですが、ちょっと高さが足りないかな?という時は曲げて使ってみても良いかもしれませんね。
また、形によってはソファなどにも使えそうです。
最後に
傾斜枕は逆流性食道炎対処におすすめな「傾斜枕」をご紹介しましたが、気に入ったものが見つかりましたか?
傾斜枕以外のおすすめの枕は、こちらの記事でもご紹介しています。
以上、「おすすめの傾斜枕2つ。傾斜枕は逆流性食道炎対処に有効ですよ。」でした。
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